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教え:古代の知識

古代の知識と神聖な伝統

古代の手書き本を読むスリ・カレシュワーラ
古代の手書き本を読むスリ・カレシュワーラ

 2000年の時を経て、この知識は、それを裏付ける証拠と共に現れました。肉体の姿の本当のマザーにつながり、驚くようなヒーリング能力と悟りのチャンネルを受け取ることを確約できたマスターはこれまでの2000年間いませんでした。

 私の使命と目的は、一人一人の心に幸福をつくり出す新しい種類のスピリチュアリティをもたらすこと、世の中の信念体系とスピリチュアリティの実践方法を変えること、あなたの人生をこの惑星への神聖なメッセージにすること、スピリチュアルな生徒ではなくマスターをつくることです。


魂の科学

 人生とは、真実を知らなければならないというもの以外の何でもありません。あなたがどれだけ実際に楽しんでいるのか、くつろいでいるのか、愉快に過ごしているのかは重要ではありません。この惑星に生まれてきたのなら、人生の本当の目的は、どうして私たちがここにいるのかという真実を知ることなのです。永遠不滅の真実を知る努力をしなさい。真実を変えることは誰にもできません。肉体を去る前に、実在を知るようにしなさい。何でも自分がしたいことをしても構いませんが、同時に、自分がここにやって来た理由は何なのかを考えなさい。この惑星、地球にあなたが残したい人生のメッセージは何ですか? それぞれの魂が、すばらしい科学者――魂の科学者にならなければなりません。何かを発見したのなら、自分流のメッセージを伝えなければなりません。

 自分の目標に到達するためには、信念・信仰心・全託・献身・決意がとても大切です。私が何を教えるのかは重要ではありません。あなたが何を信じるのかも重要ではありません。重要なのは、あなたが何を実践するのかです。正しい方向に進むことによって良い結果がもたらされます。そのためには、ハートを神に開き、純粋に神に全託することが必要です。本当に真実を知りたい、本当に神の愛をハートに欲しい、本当に神のエネルギーをハートに受け取りたいと思いなさい。ひたむきにそうするのなら、もちろん神は公平な審判になります――神は、あなたの中にやって来ることになります。あなたが神の中にたどり着くまで、いつまでもあなたのハートの面倒を見てくれます。あなたがひたむきでなければ、海の波のように多くの困難・たくさんのイリュージョン・たくさんの不幸・たくさんの問題にさらされることになります。本当に神を知りたいのであれば、ハートで強く決意して実践しなければならないのです。

 幸運は、たった一度だけ扉をノックします。その時に扉を開かなければなりません。不幸は、あなたが扉を開くまでノックし続けます。幸運がノックしている時に、扉を開かなければなりません。不幸はノックし続けます。あなたの前でマスターが「見なさい、あの人はあれを得ました。この人を見なさい、彼はこれを得ました」と言い、あなたが大勢の人々のすばらしい経験を目にしているのなら、その時が幸運の機会です。一方で、あなたは、たくさんの家庭の問題を抱えています。人生におけるすべての執着を捨てて、物事が揺れ動く中、動揺しながらスピリチュアリティの道を進むことは難しいものです。たとえ思考が揺らぎ、ハートが揺らぎ、魂が揺らいだままでもそうすることができれば、そんな状態はなくなります。単純なことです。分かりますか? 神につながるための清らかさを知るのは容易なことではありません。一方で、いったん全託すると、いったん神にハートを開くと、神は、あなたがそれを受け取るのを待っていてくれます。私たちは、すばらしい信じられないような成功を収めることができます。この惑星で、たくさんのすばらしい驚くようなことをすることができます。これは、一種の新しい科学――魂の科学です。


スピリチュアリティの段階

 スピリチュアリティは、これらの段階に分けられます。

  1. スピリチュアリティを自分自身のため、自分の幸せのために利用したいと思う。
  2. 世の中を助けたいと思う。
  3. 心から真実を知りたいと思う。
  4. 満月、プールナ・アヴァター、純粋な澄んだ雫、この惑星への神聖なメッセージとして自分の人生を生きる輝くような人に心からなりたいと思う。プールナ・アヴァターは、実在――あなたが信じることができないもの――を示し、不可能なことを可能にします。この美しい夢と劇、生と死の全容を完全に理解することができる人です。そこに到達するまでは、あなたはイリュージョンの中で生きなければなりません。

 この最高の段階というのは、幸せなことも不幸なことも、この惑星で人間が――それぞれの魂が経験してきたことをあなたも経験しなければならないということです。そうして初めて、この目標に到達し、やり遂げることができるのです。


神のわずかな一雫で十分である

古代のヴィシュヌの浮き彫り
古代のヴィシュヌの浮き彫り

 スピリチュアリティは難しいテーマです。神のエネルギーすべてを完全に理解することは非常に困難なのです。私たちの頭が本当におかしくなってしまうでしょう。スピリチュアリティは大きな海のようなものです。海の中には、すべてのミネラルがあります。そのミネラルを調べるために海水すべてを取り出す必要はありません。わずかな一滴を海から取り出して調べなさい。一雫で十分です。神の大きな愛を経験するためには、神の小さなプロセスをひとつするだけで十分です。それで十分です。その経験をするためには、あなたはハートを完全に開かなければなりません。

 十分なお金があり、美しい妻とすばらしい子供たちがいて、自分はとても幸せだと思ってはなりません。自分が偉大な人物であるかのように思ってはなりません。それらはすべて、大掛かりな劇なのです。神の劇です。私たちの目の前で多くの変化が起きています。今日は裕福な人が、明日は一文無しになります。今日は健康な人が、次の日には癌に冒されます。1年間はとても気楽な日々を過ごせても、次の年は、1ヵ月や6ヵ月の間、たくさんの問題に苦しみます。ある日は美しく輝く幸せな人が、次の日には激しく嘆き悲しみます。あなたはその人の親友なのに、その人のハートにある大きな苦しみが分かりません。 「これはどういうことなのだろうか?」と思います。そんなネガティビティがどうして彼に襲いかかっているのか、どんな秘密がそこに潜んでいるのについて深く考えるでしょう。それはすべて、神の元に行き着きます。私たちはただ神の元にそれを放り投げます。それを引き起こしているのは神のエネルギーなのです。神を理解しましょう。そうすれば神がやって来ます。

 私たちがどれだけ長くこの地球にいるのか、いつ死ぬことになるのかは誰にも分かりません。ここにいる間、好きなだけ楽しんでも構いません。でも、それは一時的な楽しみです。真の楽しみは、あなたが一度、宇宙に、神のエネルギーに、神の力につながった時に訪れます。それこそが本当の幸福です。天国を一滴ずつ飲むこと、甘露を一滴ずつ飲んで味わうことです。


奇跡のエネルギーの内なる仕組み

 このような奇跡のエネルギーを受け取るというのは、スピリチュアル史上初めてのことです。エネルギーをただ受け取るだけではなく、奇跡の中で起こっている内なる仕組みを実際に両目で見るということでもあります。すると、信じられないようなヒーリング能力がどのように働き、どのようにエネルギーが流れ、どのように影響を及ぼすのか――作用と反作用――が、ある部分では明確に理解できるようになります。ヒーリングの内なる仕組み――どのようにヒーリングが実際に働き、どのように作用し、どのようにして自分自身のエネルギーを高めてマザー・ディバインにつながることができるようになるのか――を宇宙の誰も説明してきませんでした。それは完全に、内面の感覚の知識です。ヒーリングという奇跡の内なる仕組みを整えて公表するために私は、人生のほとんどすべて――99パーセントをマザー・ディバインに捧げました。

 神とは、奇跡のエネルギー、超自然的な能力を意味します。奇跡のエネルギーが神にないのであれば、神と呼ぶことはできません。だからこそ私たちは神と呼び、神は偉大だと言うのです。私たちは皆、その偉大さから生まれてきたのですが、自分自身の偉大さを無視しています。自分が暗闇の中にいるように感じています。とんでもないことです。私たちの中には信じられないような大きな光が隠れているのです。プロセスを通じて、そのエネルギーを引き上げなければなりません。そうすると、自分自身を知るためのすべてが可能になります。自分自身を知ると、宇宙における最高に神聖な魂たちが分かるようになります。自分のエネルギーを通じて、そんなチャンネルをつくり、どんな神聖な魂にもつながり、きずなを作ることができます。

 神の創造の中には、数百万もの魂、さまざまな種類の創造が存在します。中でも特に人間には、エネルギーを吸収し、神の性質を理解することができる最高の素質があります。つまり人間の人生というのは非常に恵まれているのです。それは恩恵です。私たちが時間を無駄にするということは、すばらしい贈り物を無駄にしているということです。今は、とても成功した人生を送り、自分自身を本当に知り、内なる真実を知り、高い宇宙エネルギーの内なる仕組みを理解し、それが特に人間に対してどのように働くのかを知るのに最適の時です。どのようにして奇跡が実現可能なのかを知ることは、完全にトップレベルの一種の博士課程にあたります。


世の中を助けるにはシャクティが必要である

五大要素、創造の5本柱
五大要素、創造の5本柱

 私の言うことはすべて、私の個人的な経験、どのようにして私が扉をくぐり抜けたのかに基づきます。私が経験したことであり、研究したことです。私には、数千人ものインド人の聖者の友人たちがいます。彼らの経験と感情をいろいろと観察して、私は、ひとつの大きな結論、ひとつの理論に至りました。

 私たちがとてもすばらしい話をしても、力、シャクティがなければ、大多数の人々を助けることはできません。人々が神に恋に落ち、その愛を永遠に育んでいけるように、エネルギーの一撃、強い衝撃を彼らに与えなければならないのです。世の中では、話の上手な人々の90パーセントは、サッチターナンダという至福を与えることができません。あなたは人々にシャクティを体験させなければなりません。彼らのその体験を通じてバクティ、愛が生まれるのです。

 私は、神聖な伝統を教えています。それは、どれかひとつの宗教に限られたり属するものではありません。さまざまな宗教があり、さまざまな言語があります。でも、ハートの言語は同じです。私の言語はハートの言語です。私の象徴は、創造の命であるシンプルな五大要素に加えて純粋な愛です。正直に言うと私は、どの宗教にも属していません。真実という宗教に属しているのです。それ以上言うことはありません。いつか、あなたも理解することになるでしょう。


 ――Excerpted and retranslated from kaleshwar.org